2015年9月22日火曜日

興味深いお話シリーズNo.49~「ベトナム・カンボジアを訪問」

ラバウル出身のフランシスさんが、大学のフィールド・ワークで
ベトナムとカンボジアを訪問されて来ました。
政治学の修士課程で学ばれていますので、観点もなかなか鋭いお話でした。

私)ベトナムとカンボジアでの研修旅行は、いかがでしたか?

フラン)とっても面白く、学ぶものが多かったですよ。
先ずベトナムですが、行く前に何冊か本も読んで行きました。でも、その本はアメリカ人が書いた、アメリカ側から見たストーリーで、戦争もベトナム側から見ると全然違うんです。

私)そうでしょうねー、具体例とかありますか?

フラン)例えば、アメリカは「ベトナム兵の拠点だけを爆撃した」と言ってますが、実際は何も関係ない普通の村をいくつも爆撃しています。
また、村人達を「兵士達はどこにいる、教えろ!」と言って拷問した事も記録に残っていました。ベトナム兵は地下で活動してましたから、普通の村人達は、どこにいるか本当に知らなかったんです。

私)戦争は一度始まると、予想もできない悲惨な事が起きていくのですね。

フラン)戦争の傷後は深く、ベトナム人は今もアメリカ人が大嫌いのようです。
私はこんな髪型をしていて、肌の色もダークですので、アメリカ人と思ったのでしょうか。
ある日歩いていると、後ろからバイクに乗った男性が来て、聞くんです。
「お前はアメリカ人か?オバマに似ている」とか言うんですよ。
私が、「いいえ、パプア・ニューギニアから来ました」と言うと、去って行きました。(笑)

私)それと似た事は、以前オーストラリアの友人から聞いたことがあります。彼女がベトナムでボーイフレンドと歩いていたら、男性が近寄って来て、「お前達アメリカ人だろ。さっさと国へ帰れ!」と言って、唾を吐き捨てて行ったそうです。
二人とも白人でしたから、アメリカ人だと思って疑わなかったみたいです。

フラン)私もそう思います。
でも、ベトナムは急成長しています。マーケットも多く、とても楽しかったですよ。

私)私も、ベトナム人は昔から賢い、と聞いています。これからも発展を続けて行くことでしょう。
ところで、カンボジアはいかがでしたか?

フラン)まず、最初に驚いたのは経済格差です。
飛行機から見下ろしていて、都市部は照明がたくさん見れましたが、都市部を抜けたとたんに、明かりが全然見えなかったんです。
電気が今だに通ってない所も多いと思いました。

私)私も同じ経験があります。ラオスに行った時ですが、まさにそうでした。
「一体どうしたというのだろう?!」と呟くほど、飛行機が都市部を抜けると暗闇に包まれるんです。

フラン)カンボジアはベトナムと比べると、経済状況に雲泥の差があります。
大きな原因の一つに、通貨があるんです。
カンボジアでは米ドルを、そのまま使っています。庶民も米ドルで買い物しなければいけないので、物価高で大変です。
例えば、普通の野球帽が10米ドル、小さいサイズのピザが8米ドルといった感じです。
貧しい人達は、そんな物とても高くて買えません。高い米ドルをまず手に入れないといけませんから。

私)悲劇ですねー、きっと政治も腐敗していることでしょう。

フラン)その通りです。しかも多くの人達が字も読めませんので、選挙に行っても投票もできないんです!酷いです。

私)本当に過酷な状況ですね。

フラン)カンボジアに行ったら、途端に日本が恋しくなりました。日本での生活は、全てが揃っていて本当に快適です。
こうやって、また日本に帰ってこれて、本当に嬉しいです。
一番恋しかった「トンカツ ラーメン」も、帰ってきてすぐに食べに行きましたよ。2杯食べて満足しました(笑)

私)(笑)それは良かったですねー
私も外国から帰る度に、「日本て本当に便利だなー、恵まれてるなー」と感心してしまいます。
いつまでも、そういう日本であって欲しいものです。



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