2016年6月22日水曜日

詩を書いてみました

先日、県立図書館の「文章勉強会」に出席しました。
課題は「地震」です。
自分の体験を詩にしてみました。


カテゴリー  NARUMI


自分にとって新しい
地震後に入れられたカテゴリー
「被災者」

私の被災の程度はごく軽い
でも外部から見たら
そんな事は関係がない
「被災者」
 
それぞれの言葉のカテゴリーには
独特のイメージがくっついている
自分とこの言葉の持つイメージが合わない

深刻な被害を受けた人の中にも
同じような違和感を持つ人も
いるだろう

社会的にはカテゴリーを作らないと
どうしようもないのは分かっている
しかし
この違和感は消せない

これから先も
予期せぬ言葉のカテゴリーに
入れられて行くのだろうか

前期高齢者
後期高齢者
独居老人
要介護者etc

そして違和感を感じつつも
それに当てはまる
自分になって行くのか

それでは
あまりにも自分がない


せめてもの抵抗として
人を見る時は
自分を見る時も

その人自身
自分自身を見たい

カテゴリーで見る前に





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