2012年8月27日月曜日

興味不快お話No.28 ~シリアからの便り~

シリアのダマスカスに住むMさんから久しぶりにメールをいただきました。
UN軍の撤退が決まり、アレッポで日本女性ジャーナリストが銃弾に倒れたりと、日に日に内戦状況が悪化するシリアです。

人が殺されるのも日常茶飯事になってくると、何も感じなくなるそうで、これも人間の持つ恐ろしい
と言うか、悲しい側面と言えるでしょう。

「それでも人生にイエスと言う」
(ドイツのナチス収容所から生還した、心理学者フランクルの言葉

シリアの人々が「生きていて良かった」と思える日が早く来ることを祈っています。

和訳)
本当に状況は日に日に悪くなっていますが、私たち家族は皆まだ大丈夫です。
アレッポでの日本人ジャーナリストの悲劇につきましては、こころからすまなく、残念に思います。
でも毎日たくさんの人が死んでいますので、死の知らせを聞くことが日常茶飯事になっていますので、日本人ジャーナリストの死は、ここでは何の大きな影響もありません。
特にその女性はシリアに不法に入国しているので、シリア政府は責任を否定しています。
(と政府は発表しています、真実は分かりません)
しばらく前のことになりますが、別の日本人ジャーナリストが私にコンタクトしてきて、シリアに来れるように手配して欲しいと頼んで来ました。
私は彼に状況を説明し、無許可で入国することがいかに危険な事かを説明しました。


こちらの夏はいつもより暑くないです。(戦争で大変ですが)少なくとも乾燥した夏は楽しめます。
熊本が本当に恋しいです。日本、またはどこでもいいんですが、どこかここを脱出できるように、
どこかで奨学金を得るため、色々努力しているところです。

英文)
. Indeed, the situation is worsening everyday but my family and I are still safe.
Sorry for the tragic lose of the Japanese journalist in Aleppo. Since we are losing so many people here everyday, hearing about death became so normal thing and the lose of the Japanese journalist did not leave a big effect here especially that the government declined responsibility due to the unauthorized entry to Syria (according to what they said). Another Japanese journalist contacted me a while ago to arrange visiting Syria but I explained to him the situation and how dangerous it is to enter without permission.

This year, summer is not that hot as usual here. At least I can enjoy the dry air.
I miss Kumamoto so much and I am making efforts to obtain another scholarship to leave to Japan or any other place.

2012年8月24日金曜日

Just mown


この季節は芝も絶え間なく伸びて来ます。
そのせいか、夫の芝刈りの回数もグンと増え、「暑い、暑い」と言いながらも結構楽しんで
励んでいるようです。
それにしても、刈ったばかりの芝生の美しさは最高です。

家の景観も一気に良くなりました。

2012年8月9日木曜日

友イギリスより来る!

イギリス南部のディッチリンという町に住む、ニッキさんがファミリーで訪ねて来てくれました。
3年ほど前に彼女の家のお庭で、ちょっとした「お茶会」をさせていただいたんですが、その時以来の再会となりました。
3年の月日は、一人娘さんのステファニーを開きかけたバラのような美しい少女に変え、ニッキはより洗練され成熟した女性に、そしてイアンはより温和な紳士に変えていました。

(私はどのように変わっているのかな?)

ニッキ家族は3人とも大の日本ファンです。また旦那様のイアンは刀のコレクションをされており、
その数は何十本にも上るそうです。そのこともあって、床の間の掛け軸を「剣」にしました。
(義母の作品です)

この竹の花入れは気に入ってくれるかな?
(ありし日の父が作ってくれたものです)

庭の柿の実をテーブルセンターの飾りにしました。イギリスには柿はありません。
でもきっとニッキ達は気付いてくれるでしょう。
"Oh, they are persimmons !"

この丼は、ある日片付けものをしていた時に見つけたものです。
なかなかの年代物の様で、このあでやかな花模様はきっと、
イギリス人の好みに合うはず…
ニッキ、イアン、ステファニー、Welcome to my house !!!

2年前にイギリスのニッキ宅を訪問されて来た、梨子さん達4人の仲間も駆けつけて
下さいました。嬉しさも倍増し、華やぎもはじけたこの日でした。

梨子さん達が、それぞれ腕に寄りをかけた一品を持ち寄ってくださいましたので、
おもてなし料理もこんなに豪華でした。
ちなみに私のメニューは、「チキンカツ丼」&「冷お吸い物」でした。
「カツ」は、日本のオリジナルですので、こういう時には打って付けです。
美味しくて、楽しくて、興味深くて、有難い、
そんな時間を過ごすことができました。
Thank you so much, everyone.


2012年8月5日日曜日

熊大サマープログラム ホームビジット

今年もやって来ました、「熊大サマープログラム」の留学生達37人。
韓国、中国、台湾、タイ、ドイツからの大学生たちが約2週間の日程で、日本語と日本文化を学びます。そして、この「ホームビジット」の日は、普通の日本家庭を訪れ、日常の家庭生活体験をするための日なのです。
私も昨年より、KSN有志の皆さんと受け入れ協力をしています。


昨日がその「ホームビジット」の日でした。訪問の様子をちょっと御覧ください。



韓国の大学生、車(チャ)さんと李(リ)さんです。この白いガーデンテーブルの
雰囲気にピッタリのお二人でした。


この銀木犀の老木がお気に入りの車さんです。

「この木は韓国もありますよ」と李さん


            李さんは大学2年生。「来年から専攻を選びますが、化粧品を選ぶつもりです」との事でした。車さんは3年生ですので既に「ナノ物理学」とか言うのを専攻されてるとのことでした。
  
車さんから頂いたお土産です。3年ものの韓国ノリで、超美味です。

李さんからのお土産は、こんなにたくさんの蜂蜜と…


          こんなにたくさんのキャンディです。親切にも日本語ラベルが貼ってありました。


             日本のお座敷もお気に入りの御様子です
            


さっそく「シナモンティ」と日本のお菓子を出しました。
お菓子はとても気に入ってくれて、おかわりもリクエスト。
でも、シナモンティは「韓国ではシナモンは入れません…」と遠慮がちに言われる李さん。
「おいしいです」と全部飲んでくれた車さんでした。


ちょっと休憩して、午後の子供達との「百人一首」かるたのお勉強です。


いよいよランチを一緒に作りました。
車さんからは「カツ丼とか親子丼とかが食べたいです」との
リクエストが前もって有りましたので、チャレンジすることにしました。
あいにく頼りの夫は仕事で不在のため、色々と不手際で出来上がりが
大幅に遅れてしまいました。



やっと完成!メニューはチキンカツ丼、ところ天、冷やし入麺、
ライスペーパー巻きサラダです。チキンカツ丼は予想よりも美味しく出来上がり、
胸をなでおろしました。


ライスペーパー巻サラダはお二人も初めてだそうで、「しめた!」と言った感じでした。
夫が置いていったレシピ通りの「万能タレ」も作って、なかなかの美味に仕上がりました。


午後の最大イベントは子供たちとの「百人一首」です。
日本語が得意なお二人は次から次と札を取られるので、
子供達も闘士を燃やしていました。


             「ハイ!取れました!」

お二人からのお土産を皆でいただきました。

「転ばぬ先の杖」
などの「いろはがるた」もしました。
日本の叡智が詰まったこのかるたも、残念ながらお二人には
難しくて意味は分からなかったみたいでした。

この後、菊陽町の夏祭りに出かけました。
レザーショーや打ち上げ花火に、とても感動されてました(-^〇^-)



2012年8月1日水曜日

フォト575 8月の作品


  
  源平の 頃より不変 この2

ある朝、庭に出てみると一匹の赤トンボが優雅に舞っていました

やがて、それは白いガーデンチェアに止まりました。

赤と白…この絶妙な2色のコンビをまるで知っているかのように。







  雨の神 怒り静まり 人なみだ

「今までに経験したことのない大雨」は、未曾有うの災害をもたらしました。

地球がひとつの生命体とすれば、自分の生命を守るために、
地球に悪さをしている人間を抹殺しようとしているのでしょうか。

自然の怖さ、不可思議さにこうべを垂れるのみです

2012年8月