2010年3月3日水曜日

興味深いお話(3)

フィリピン出身の新しい先生を雇う事になって、今日は彼女の第一回目のレッスンだった。
日本に住んで13年だそうで、その間ずっと英語を教えてきただけあって、なかなか教え方が上手い。
ボランティアで、熊本にいるフィリピン人の抱える問題解決のお手伝いもしているそうだ。
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ロエナ:「今日はこの授業の後、あるNPOの通訳のお手伝いに行くんです。」

私:「どんな事をするの?」

ロエナ:「あるフィリピン人の農業研修生が、そのNPOに保護されてるんです。」

私:「へぇ、一体どうしたの?」

ロエナ:「研修先から解雇されて、住む所もないし、収入もないんです。そこで働いている間も、
とても過酷な労働条件で辛かったみたいです。」

私:「だいたい幾ら位もらってたの?」

ロエナ:「月に10万円位だったそうです。でも、その給料は「ブローカー」に支払われるので、ブローカーが手数料を取った後の額が、その研修生に支払われていたんです。」

私:「いくら引かれていたの?」

ロエナ:「4万位だそうです。その研修生は、残りの6万の中から2万円をフィリピンンの家族に送金してたんです!それで、4万で生活しなければならなかったんですよ!辛かったみたいです。でも、フィリピンから来る研修生は、皆フィリピンに送金したいから働きに来てるんですよ。」

私:「本当に辛いよね!でも、部屋代とかは払わなくて良かったんでしょう?」

ロエナ:「払ってましたよ!食事から何から全て自己負担です!そして、契約内容と全然違って、一日に14時間位働かされていたみたいです。」

私:「それはひどいよね!だいたい、労働者なのに、研修生の名目でないと雇えないと言う法律も悪いよね。」

ロエナ:「まさにそうです!でも、この7月から法律が変わって、「労働者」として働きに来れるようになるみたいです」

私:「それは良かった!一歩前進だよね!」

ロエナ:「私もそう思います」
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この法律改正が、増え行く外国人労働者の環境改善に役立つ事を願うのみである。

興味深いお話(2)

今日は、ミゲル(私の英語スクールの講師で、キューバ系アメリカ人)を駅でピックアップして、スクールへ連れて行く間に話が弾み、話題はいつのまにか「税」となっていた。
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ミゲル:「3月は決算期ですか?」

私:「そうよ。でも私のビジネスは小さいし、自分で決算報告しているよ。」

ミゲル:「へえー!私はアメリカではサラリーマンだったけど、自分で申告しないといけないので、税理士に
      やってもらってました。自分では複雑すぎて、何も解かりません。アメリカでは、ほとんどのサラリーマンがそうしています。」

私:「そうだったの?日本ではサラリーマンは原則として給料天引きだから、自分で税申告は普通はしないのよ」

ミゲル:「それは、国にとってはとても便利ですね。」

私:「そうよね、取りこぼしがないものね。そして、この天引き制度の影響なのか、日本人は税の額にはとても関心があるけど、税がどのように使われているかには、関心が薄いと言われているよ。」

ミゲル:「本当!? アメリカ人は、税の使われ方にはとても関心がありますよ。何故かと言うと、例えば
熊本が県道をどこかに作る場合には、県民に「この事業は税金をOOO使います。これは全税収のOO%です。これに賛成か、反対かを書いて、この用紙を期日までにお出しください、と書いてある紙が
全世帯に配られるんです。」

私:「へー凄いねー!そうだったら、自然と税の使われ方にも感心が高まるよね!それで、Noの方が多かったら、その事業は中止になるの?」

ミゲル:「もちろんですよ! また、税の払い方で、戦争反対をしている市民グループもありますよ。」

私:「どういう事?」

ミゲル:「アメリカでは税収の40%が戦争に使われているんです。それで、自分の税額の40%を
自分で減らして納税するんです。もちろん、罰則はありますが、それにもめげずに戦争反対を、そのやり方で訴えている人達が増えています。」

私:「やはり、民主主義の行き渡った国民はパワフルね!」

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アメリカと比べ、日本はまだまだ「お上主導」だと感じてしまった。