2025年10月5日日曜日

日本ミツバチ ワークショップ

10月5日に多文化クラブで「日本ミツバチ ワークショップ」を実施しました。熊本城のすぐ近くの株研ビルさんのミツバチ巣箱を借りて、楠本さん(日本ミツバチを守る熊本の会・顧問)の採蜜デモンストレーションで幕を開けました。






巣箱の蓋が開けられると、びっしり詰まった蜜ろうの六角形のお部屋に貯蓄されていた
蜂蜜がポタリ、ポタリ、ポタリと蜂さん達の労働の精化が流れ出てきました。



さっそくホールに移動して試食会となりました。柔らかい蜜ろうのお部屋と丸ごといただきましたが、自然の恵みから来る甘さと言いましょうか、表現し難い柔らかい、深ーい甘さが口の中に広がりました。



その後、楠本さんに「日本ミツバチの世界へようこそ」というテーマで講演をしていただきました。
日本ミツバチの世界はまだ解明されてないミステリアスな事が多いものの、次のような事が印象的でした。
①ただ一匹の女王蜂(2~4年の命)を中心とした社会を構成している。女王蜂は一日に1000~2000個の卵を絶えず産み続ける

②蜂の群れ(コロニー)の90%は働きバチで雌だけで構成される。(夏は1か月、冬は5~6か月の命)巣の中の掃除や卵や幼虫の世話、花蜜を集めたり、蜂蜜を作ったりととても良く働く。

③雄はコロニーの10%ぐらいで女王蜂との交尾だけをして、他には何もしないでブラブラしている。冬など餌が不足すると巣から追い出される。
そんなお話が印象的でした。



講演の後は蜜ろうを使った、ラッピングクロス作りをしました。蜜ろうを布の上に置いて
アイロンで溶かして塗るだけの簡単な作業で、皆さん楽しんで作られていました。
このクロスは敷き物にしたり、かぶせたりして色々と使えますが、汚れても水洗いだけでOKという優れものだそうです。

趣味として日本ミツバチの養蜂をされている方達は、蜂の食料である蜜を採りすぎないように気を付けられています。
「自然の中でサステナブルに共存していく」、、、その大事さを学んだワークショップでした。

写真をもっと見たい方はこちら→https://photos.app.goo.gl/oQMWc8xh8rfmNy6y5