2009年7月25日土曜日

子供から学んだ事

デジカメが壊れてしまい、しばらくは文章だけのブログになりそうだ。
もともと、文章を書くのは大好きなほうなので、それでも一向に構わない。

今日は、中央公民館に「キッズ イングリッシュ」の授業に出かけた。
いつものように、色々なゲームを楽しませながら、英語に引きずり込んでいた。

子供達は、銘々の頭上にピクチャーカードを載せ、それが何かを当てるゲームだ。
"I have a turtle."
等と言わせるのが狙いのゲームだ。
もちろん、自分のカードは見てはだめで、他の子の頭上のカードは見ても良いのがルールであった。

ところが、一人の男の子がチラッと自分の頭からカードを下ろし、見てしまったのだ。

ここからが、難しいのである。
注意すべきか...見過ごすか... (見過ごした方が教師は楽だ)

私は、見過ごさないようにしている。
これは、ルールは守らないといけない事を教えるためである。

「君は、カードを見てしまったね。ルールを守らないと失格と、先生は言ったよね。」

失格を告げられた男の子は、がっかりして机に帰って行った。
ゲームを進行しながら、その子の方をチラチラと見ていたが、だんだん目に涙をためて、終いには
涙を手でぬぐって泣きだしていた。

しかし、自分が悪かった事は理解しているはずである。

そして、その子の授業態度は急に良くなり、2回戦に臨んだ時は、真剣に取り組み、見事正解!

私は、大げさに誉めてあげた。

机に帰ったその子の表情は、明るさそのものであった。

やはり、子供は素晴らしい!

また、これは人生の縮図とも思えた。

私達に降りかかる災難や不幸も、悠久の時の流れからしたら小さい物かもしれない。
悲しんで涙を流しても、次の瞬間は幸福の時が訪れる物だ。

全ては去り行く物...あきらめずに次の展開を待って良いのだと思う。

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