2012年1月22日日曜日

イランの今は?

私の英語スクールには、イラン出身の先生がいます。
ギリシャの財政危機やユーロ不安のニュースに隠れ、日本ではあまり報じられていませんが、
アメリカは更なる制裁を与えるべく、各国に原油輸入禁止を呼びかけました。EUはその制裁に参加し、日本もアメリカに逆らう事はできそうにありません。
そんな母国を心から心配されている、ホセインさんにお話を伺いました。

私) 昨日の新聞で読んだのですが、日本もイランからの原油をだんだん減らしていく様ですよ。

ホセ) ええ、私もニュースを聞きました。でも、今日は野田総理が「あれは財務相の独りよがり発言で、  国としては慎重に検討していく」と取り消してましたよ。

私) そうですか、それはいつもの、日本らしいあいまいな発言ですね。(笑)

ホセ)本当にそうです。わたしもだいぶ慣れました。(笑)

私) でも、いったいアメリカはなぜイランに制裁を加えているんでしょうか?

ホセ)それは、アメリカはイランが各兵器を作ろうとしていると思っているからです。
    でもイランは原子力発電所を作ろうとしているだけなんです。
イラン人は日本人と同じように、心から平和を愛する民族なんです。そんな各兵器など開発しようとは思わないんです。

私) そうでしょうね。ホセインさんもとても平和的ですものね。

ホセ)今日は正直に意見を言わせてもらいますが、イスラエルは各兵器をたくさん持っているのに、
なぜアメリカは何も言わないんですか?  不公平ですよ。
また、イランは国連にイスラエルの各兵器を調査するように再三要請したんですが、
全然取り上げてもらえませんでした。イランだけに「国際法に従うように」と命令するのは何故なのでしょうか。

私)  そうだったんですか。イラン人としては不公平感が募りますよね。

ホセ) また、アメリカの経済制裁は今に始まった事ではないんです。1979年のイラン革命があってからずっと制裁が続いています。
例えば、民間航空機でさえも革命後はイランには売ってくれなくなったんです。イランは自国で生産できませんから、航空機材は古くなる一方で、飛行機事故もどんどん増え続け、最近は特に多くなっています。

私) それは危険ですね! ホセインさんは今度3月に帰国されるんでしょう?大丈夫ですか?

ホセ)神の御加護がありますから、大丈夫と信じています。
話はもとに戻りますが、イラン人として思うんですが、たぶんアメリカは強い経済制裁を加えることによって、イラン民衆の不満を増大させ民衆を立ち上がらせ、イラン政府を倒す事を狙ってると思います。

私) そうとも取れますね。

ホセ) でも、先ほど言いましたように、イラン人も日本人と同じように平和を愛する民族ですから、まずそんな事はしないでしょう。

私) イランも原油の通り道ホルムズ海峡を封鎖するとも発言して、緊張が高まっていますね。
最悪の事態は是非とも避けてほしいですね。
また、こんなに世界経済が冷え込んでいる時に、尚更の経済制裁は庶民の暮らしを一層困難なものにしていることでしょう。 自体が少しでも好転することを願っています。
   今日は正直なご意見を、本当にありがとうございました。