先日、朝日新聞を読んでいて、寺山修司が書いた校歌があるのを知った。
「青森短期大学校」の校歌で、昭和37年に作られたもので、今も青森短大、青森大学の両校で歌われているそうである。
「空に大きく字を書こう 書物の森に出かけよう …」
何と大きな世界、何と意味深い言葉なのだろう!
この出だしにすっかり魅了されてしまったものの、新聞には最初の数行しか紹介されてなかったので、自分で調べてみた。
そこには洗練された言葉、そして爽やかで力強く、勇気を与えてくれる詩の世界が広がっていた!
八方塞がりの日本で喘ぐ若者達みんなにこの詩を送りたい気持ちがする。
そして、もはや若者ではなく、また残された時間も若者よりグンと少ないが、
確かにまだ未来はある私にも。
若者よ 若者よ
1.
空に大きく字を書こう
書物の森に出かけよう
今こそ時は青春の
日を惜しむかにめぐりゆく
立ちて掲げん真実は
ただ一握の灰ならず
若者よ 若者よ
われらの母校 青森大学
血潮は赤く海青し
希望は燃えて空晴るる
ここみちのくの八甲田
あおぎて鐘をならすべし
2.
海にはるかに問いかけよう
学びの舟でこぎ出そう
今こそ時は青春の
日を惜しむかにめぐりゆく
立ちて掲げん自由とは
ただ一握の灰ならず
若者よ 若者よ
われらの母校 青森大学
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