数ヶ月前、朝日新聞で「家庭遺産」の登録募集に応募しました。
もうすっかり諦めていましたが、何とデジタル登録されたとの報告がありました。
さっそく、認定を受けた花嫁衣裳に添えてあげました。
きっと、ご先祖も喜んでおられることでしょう。
さて、申し込んだ時の文章はこちらです。
「家庭遺産」担当者 様
朝日新聞の「家庭遺産」の、投稿記事の募集を見ました。
*夫の家は江戸中期から続いております。
熊本市の隣に位置しています、「菊陽町」の米作地帯に先祖代々住んで来ました。
戦前までは、結構な地主としてある程度の豊かな暮らしをしていたと、聞き及んでおります。
先日、墓参をしました折り、最初の御先祖の死亡年を調べましたら、「寛政9年」とありました。
計算すると、約250年の歴史があることになります。
(ちなみに、我が家の屋号は「古家(こが)」です。私も「古家の○○○さん」と呼ばれてます)
さて、送らせていただきました写真は、古い「花嫁衣装」です。
現在の家は43年前に立て替えてありますので、そんなに古い物は残っておりませんが、
夫(59歳)の祖母の嫁入り箪笥はまだ、立派な形で残っています。
(夫の祖母が嫁いで来たのは約115年前です)
その桐箪笥の引き出しのひとつが、どうしても開きませんでしたので、夫に頼んで鍵を壊してもらって、開けました。
そして出てきた物が、この花嫁衣装でした!その他、男性用の羽織、袴、桐箱に入った羽二重の絹織物等が出てきました。
その中でも、この花嫁衣装は特に興味深いものがあります。
残念ながら、よく義母が「昔々の花嫁衣装があるよ」と聞いたことがありますが、その義母も認知症にかかり、何も分かりません。
この衣装を着たのは、夫の祖母か、それとももっと以前の花嫁か・・・
この衣装を着て、この家に嫁いで来た若き花嫁の、その時の様子、時代背景、その花嫁を囲んでなされた華燭の宴の様子等を、想像して楽しむこの頃です。
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