「7月のテーマは人工知能です」と、考えたこともない分野に思いを馳せた。
考えてみると、自分の生活はかなり人工知能、広く言えば「デジタル」に取り囲まれている。
デジタルとアナログ、共存しか道はないと分かっているが・・・
AI(人工知能) NARUMI
ある外国人が言った
「自分のコピーを作ったらどうですか?」
自分の性格や記憶、能力の8割ほどはロボットにコピーできるという
「そしたら、あなたに代わって仕事や家事等、何でもしますよ。
人を雇うのに比べたら、安いものです」
と、その外国人は真顔で語る
しかしこれを聞いて、
「素晴らしい世の中になったものだ!」と、
もろ手を挙げて喜ぶ気持ちには、到底なれない
なぜなら
私達日本人は知っている
高度な技術発明は、高度な負荷と裏表なのだと
スピード技術の発明は
孤独に閉じこもる人を増やした
物質文明の発展は、
満たされることのない欲望を掻き立て来た
SNSは、人の疎外を容易にしてしまった
AIはどんな新たな負荷を与えるのだろう
考えない人間?
感じない人間?
動かない人間?
梅雨の雲間にのぞく青空に
私は思わず深く息を吸い込んだ