2016年7月17日日曜日

詩を書いてみました(2)


「7月のテーマは人工知能です」と、考えたこともない分野に思いを馳せた。
考えてみると、自分の生活はかなり人工知能、広く言えば「デジタル」に取り囲まれている。

デジタルとアナログ、共存しか道はないと分かっているが・・・

AI(人工知能)       NARUMI

 ある外国人が言った
「自分のコピーを作ったらどうですか?」

自分の性格や記憶、能力の8割ほどはロボットにコピーできるという

「そしたら、あなたに代わって仕事や家事等、何でもしますよ。
人を雇うのに比べたら、安いものです」
と、その外国人は真顔で語る
 
 しかしこれを聞いて、
「素晴らしい世の中になったものだ!」と、
もろ手を挙げて喜ぶ気持ちには、到底なれない

なぜなら
私達日本人は知っている
高度な技術発明は、高度な負荷と裏表なのだと

スピード技術の発明は
孤独に閉じこもる人を増やした
物質文明の発展は、
満たされることのない欲望を掻き立て来た
SNSは、人の疎外を容易にしてしまった

AIはどんな新たな負荷を与えるのだろう

考えない人間?
感じない人間?
動かない人間?

梅雨の雲間にのぞく青空に
私は思わず深く息を吸い込んだ


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