2019年2月9日土曜日

熊日新聞「読者の広場」

久しぶりに熊日の「読者の広場」に投稿しました。
今日、2月9日に掲載されて、嬉しい限りです。

大津販売店の方が、切り抜いてラミネートまでして持って来てくださいました。
有難いですねー
今回は、あるマンション住まいの方が、「土が恋しい」と言われたことがあったんです。
その表現がとても新鮮で、色々と考えさせられました。
その時の思いを文章にしたんですが、おかげで自分の考えが明確になり、スッキリです。
読んでいただけると嬉しいでーす

投稿文
1月27日(日) 13:42 (13 日前)
先日、友人Aさんがお友達のBさんを車に乗せて、我が家に立ち寄られた。
何でも、Bさんの家庭菜園を一緒に耕しに行く途中とのことであった。

絵が好きで、おしゃれが大好きなAさんが畑仕事をするなんて、ちょっと意外であった。
Bさん曰く、「マンション暮らしをしているとね、土が恋しくて仕方ないの。それで、大津にある安い宅地を買って、
そこを畑にするために今、整地をしているところなのよ。だって、私は農業者じゃないから、畑は買えないでしょ?」と、爽やかな笑顔で話されていた。

続いてAさんは、「そこの土地がねー、笹がはびこって来ていて、その根をひとつ、ひとつ掘り出しているのよ。
中にはグッチのバッグの取っ手になるような、カッコいい形もあるよ!」と、これもまた冬陽に輝く笑顔で語っていた。
お二人は今、「春ジャガ」を植える準備に余念がない様であった。

「土が恋しい」・・この観点は私にとって意外だった。
ちょい田舎に住む私の周りには、こんな考えをする人は見当たらない。
「高齢者になるとね、孤独死等を警戒して、マンションは借りれないそうよ。それで、宝くじでも当てて、マンションを
買う以外にないと思ってる(笑)」と冗談めいて言う人の方が多い。

「老後はマンションが良いか、戸建てが良いか」、広い庭のある戸建てに住む私には分からない。
ただ、元気な今は、土と接する喜びは確かに存在すると納得する。(大変な時もあるが)

私も将来「土が恋しい」と思うのかどうか、今は分からない。
けれども、大事にしたい癒しであり、創造でもある。


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