昨日は「きくよう多文化クラブ」で、茶道ワークショップを催しました。
台湾、モンゴル、スーダン、イランと国際色豊かなお茶会で、本当に楽しい一日でした。
肥後古流のボランティアの皆さまには、お道具からお菓子やお抹茶の手配まで、大変お世話になり心からお礼申し上げます。
菊陽町長にもご出席いただいて、ご挨拶していただきました。何よりの歓迎になったと思います。
私も通訳をさせていただきましたが、外国人も日本人も熱心に町長のお話を聞かれていました。
今回は2席のお茶を用意しました。
1席目はフォーマルに「お席入り」から体験していただきました。
お茶室に入る前に、私のほうから英語で次のような事を説明しました。
①お茶室では会話は最低限に限られている。これは静寂の中で、水を注ぐ音であったり、お茶をたてる時の茶せんの音であったり、あるいは風の音もあるかもしれない、そんな小さな音を聞きとって鑑賞して欲しい。そして長い静寂の時間は「瞑想」の時間とも言われている。
②言葉は少ないが所作などで「言葉なき会話」「心と心での会話」をしていること
③お茶碗を回すことは謙譲や敬意を表していること
④茶道はただお菓子を食べたり、お茶を飲んだりするだけではない。掛け軸やお花、釜などお部屋に置いてある全ての物が、あなた達への「おもてなし」になっているので、じゅうぶん鑑賞して欲しい。
また、お茶のいただき方、細かい所作の持つ意味なども英語で説明いたしました。
皆さん、特に外国人の方達はとても関心と興味が深く、熱心に聞かれていましたので、お茶席でも静かに厳かにお茶をいただかれていました。
最後に「お茶をたててみられませんか」といいましたところ、次々とたくさんの方がトライされて、予想外の反響でした。
台湾人男性の参加者の方から次のコメントをいただきました。
「交流の過程において、先生は敬意をもって客人をもてなし、客もまた謙虚に心からの感謝を表していました。
茶道の心をここまで理解していただいて、とても嬉しかったです。
このお茶会の様子を「グーグルフォト」のアルバムで
公開しています。
次のリンクを開いてお楽しみくださいね。
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