2025年4月20日日曜日

茶道ワークショップ

 昨日は「きくよう多文化クラブ」で、茶道ワークショップを催しました。

台湾、モンゴル、スーダン、イランと国際色豊かなお茶会で、本当に楽しい一日でした。




肥後古流のボランティアの皆さまには、お道具からお菓子やお抹茶の手配まで、大変お世話になり心からお礼申し上げます。

菊陽町長にもご出席いただいて、ご挨拶していただきました。何よりの歓迎になったと思います。

私も通訳をさせていただきましたが、外国人も日本人も熱心に町長のお話を聞かれていました。




今回は2席のお茶を用意しました。

1席目はフォーマルに「お席入り」から体験していただきました。

お茶室に入る前に、私のほうから英語で次のような事を説明しました。

①お茶室では会話は最低限に限られている。これは静寂の中で、水を注ぐ音であったり、お茶をたてる時の茶せんの音であったり、あるいは風の音もあるかもしれない、そんな小さな音を聞きとって鑑賞して欲しい。そして長い静寂の時間は「瞑想」の時間とも言われている。


②言葉は少ないが所作などで「言葉なき会話」「心と心での会話」をしていること


③お茶碗を回すことは謙譲や敬意を表していること


④茶道はただお菓子を食べたり、お茶を飲んだりするだけではない。掛け軸やお花、釜などお部屋に置いてある全ての物が、あなた達への「おもてなし」になっているので、じゅうぶん鑑賞して欲しい。
また、お茶のいただき方、細かい所作の持つ意味なども英語で説明いたしました。

皆さん、特に外国人の方達はとても関心と興味が深く、熱心に聞かれていましたので、お茶席でも静かに厳かにお茶をいただかれていました。




最後に「お茶をたててみられませんか」といいましたところ、次々とたくさんの方がトライされて、予想外の反響でした。



台湾人男性の参加者の方から次のコメントをいただきました。
交流の過程において、先生は敬意をもって客人をもてなし、客もまた謙虚に心からの感謝を表していました。
お部屋に入った瞬間から、目にするもの、耳にする音、そして心に染みるすべての空気を味わいながら過ごしました。

優しく、静かで、何も言わなくても、すべてが伝わるような時間でした。
私にとって、 それは「心の交流」で、最高のコミュニケーションだと思いました。
誠に感謝しました。」

茶道の心をここまで理解していただいて、とても嬉しかったです。

このお茶会の様子を「グーグルフォト」のアルバムで

公開しています。

次のリンクを開いてお楽しみくださいね。

ダウンロードもできます!

https://photos.app.goo.gl/R8pNnYL27DQRez1Z9

0 件のコメント:

コメントを投稿

どうぞお気軽にご感想なり、ご意見なりを
お聞かせくださいませ。