2011年4月15日金曜日

興味深いお話(No.22)~私は日本を離れない~

福島原発事故のレベルが最高の「7」に切り上げられ、外国での反応が気になります。日本への外国人観光客の現象も6割近くにもなっていて、ここ九州も決して例外ではありません。これも、ひとつの風評被害とも言える事態です。 私の英語スクールの先生達も、家族や親戚から、心配のメールが山のように来ているそうです。 「でも、私は日本から離れません」と言われるデニス(ペルー出身)とセバスチャン(プエルトリコ出身、10歳の時よりアメリカ)にお話を伺いました。

デニス)私の母親が心配して、「帰っておいで」と何度もメールをして来るんです。「九州は大丈夫だから」と何度言っても信じなくて、ちょっと困ってます。 セバス)僕の家族も同じです。「何を食べてるの?放射能は大丈夫なの?」と心配して聞いてきます。イスラエルに住む叔母などは、「ここはテロでバスが爆発されたりも時々あるけど、放射能や地震の続く日本よりましよ。仕事は何とか探してあげるから、ここへお出でよ!」とか言ってくるんですよ。

私)そうなんですか! 日本は小さい国だから、国全体が汚染されてる様に思われるのも、仕方ないですね。

デニス)私はメディアの責任もあると思いますよ。ペルーのテレビニュース等をインターネットで見てますと、日本全体が地震と津波に襲われた様な言い方をしますからね!放射能汚染もだいぶ誇張されてます。


セバス)そうですよ。あのCNN(アメリカ)やBBC(イギリス)でさえ、事実よりだいぶひどく伝える傾向があります。


私)CNNも100%信用はできないようですね。でも、よその国で何か起きたら、その国全体が危ないというイメージを持ってしまうのは、仕方が無いようにも思います。実際、私も5月にシリア&イランに行く計画をしてましたが、このところの中東情勢ですので、やはり危険を感じてキャンセルしました。



デニス)えっ、キャンセルしたんですか?でも、シリアのムハマドは、「デモが起きているのは、一部の地域だから大丈夫」と言ってたでしょう?

私)ムハマドはそう言って笑ってましたけど、家族や友人、知人が会う毎に、「危ない」と言って心配するし、そう言われると自分でも不安になって来ましてね…まあ、また情勢が落ち着いたら安心して行けますし… だから、外国人が「日本全体が地震が続いて、放射能汚染されてる」といったイメージを持つのも解かる様な気がします。


セバス)いったん悪いイメージが植えつけられると、それを取り去るのはなかなか難しいからやっかいです。でも、私は山のように来る心配メールに必ず次のように答えます。    「私は何が起ころうと絶対に、絶対に、日本から離れない!」


デニス)私もそうです。私も日本から出る事はまず考えられません。



セバス)私の場合は、日本に住む事は子供の頃からの夢だったんです。やっとそれが叶ったんですから、それを捨てる事はありません。 また、もし何かが起こっても、それは自分の運命だと思ってます。



デニス)私もです。日本に来るのはバンジージャンプをする時のような、凄い勇気の要る事だったんです。そして日本のおかげで、ここまで学問をすることができて、本当に感謝してるんです。そんな日本をこの大変な時に出て行く様な事はしたくないです。


私)お二人の気持ちは本当にありがたいですよ。  原発事故レベルは7に上がり、IMFによる日本の経済評価は下がりと、強烈なパンチがいまだに続いている苦しい日本です。お二人を惹きつけて止まない魅力ある日本であり続けるためにも、一日も早い復興、そして原発事故の終結を願わずにおれません。

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