先日、イギリスからアランが熊本にやって来ました。
芦北町でホームステイをしながらの交流は、楽しさの連続の様でした。
私もイギリスで心のこもった手料理のおもてなしをいただいた恩義もあって、
一日熊本観光にお付き合いをさせていただきました。
アランは多方面にわたる豊富な知識で、こちらを飽きさせないように会話を運んでくれ、
さすが「英国紳士」と感心せざるを得ませんでした。
ここに、その日の会話の一部を御紹介させていただきます。
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私)イギリスでは13年ぶりに政権交代するそうですね。
アラン)そうなんです。労働党のキャメロンが新首相となります。でも、色々と難題を抱えてますから
大変です。
私) そうですか。何が一番の課題だと思いますか?
アラン)何と言っても、国が凄い借金を抱えている事でしょう。
私)えっ、そうなんですか? 日本と同じですね。だいたいどれぐらいの借金なんですか?
アラン)イギリスはGDPの100パーセントの負債があるんです。つまり、生産額の倍額の借金があるんですよ!だいたい1兆5000億ポンドぐらいだそうです。第2のギリシャになる恐れもありますよ。
私) 「ポンド総崩れ」なんて事が起こったら、さぞ大変でしょうね。 でも、日本と同じですね。
日本も、解かりやすく言うと、年収500万の家庭が1500万位のレベルの生活を楽しみ、不足分で積み重なった借金は4500万にもなろうか、としているところなんです。
アラン) …と言う事は、インフレになって行くのでしょうね。 またイギリスでは、工場生産部門の多くが
中国やインドに行ってしまいつつある事も、大きな問題です。
私)えっ、それも日本と似ていますね! 日本でも既にその傾向は大きいです。
私の英語スクールの大人の生徒にはビジネスマンが多いですが、最近は中国出張ばかりですよ。
アラン)そうなんですか! 日本とイギリスは共通点も多いと思ってましたが、経済問題も似てるんですね。
私)本当ですねー。 でも、「西洋文化はイギリスで華開き、東洋文化は日本で華開いた」という言葉がありますから、お互いに洗練された文化を大事にして行って、交流の華を咲かせましょうね。。
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