今日は市内での英語レクチャーに参加してきました。すべて英語で,通訳はありません。質問も英語でしますので、私にとっては本当に有難い集いです。
熊本市の国際交流員のアンナさんのお話で、ドイツのBaby Clappe、日本で言う「こうのとりゆりかご」についてのお話でした。
約800年前から、この問題に取り組んできたドイツは、やはり色々な点で、日本より遙かに進んでいることに感心しました。
例えば・・・
●Baby Clappeの数は国全体で80~100位ある。日本ではただ一つ熊本の慈恵病院にあるだけ
●この問題の改善に重要な役割を果たす、「里親」や「特別養子縁組」の成立件数は、需要がすぐ埋まるほど。(財政支援も含め、養子の生活必需品が無料になるなど、支援体制が日本に比べはるかに充実している)
●単身親、同性愛家族なども「里親」や「特別養子縁組」ができる
●その子が希望すれば、本当の親も知ることができる選択肢も2014年から認められた。
などなど、ドイツは遙かに遠い先を歩いていると感じた。質問タイムで、私がそういう事を述べると、アンナさんの回答は・・・
「日本に来て思うのはデモがほとんどない、という事です。ドイツでは日常的にデモが行われていて、政治家も庶民が今何を望んでいるのかを、アンテナを高くしてキャッチしています。日本でももっと自分達の要望を行動で表すべきだと感じています」
とのことだった。なるほど・・・自分達の要望を行動で表す、そのことに関しては民主主義の歴史が浅い日本は、まだまだだと思ってしまった。
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