2014年5月10日土曜日

この本は良かったNo.8~「浮雲」

町の図書館で、「九州を舞台とした小説」の特設コーナーを目にしました。
「屋久島」が最後の舞台になっていますが、屋久島に行ったことがあるのも手伝って、興味をそそられ読んでみることにしました。

そしたら、
私の生まれる前年に出版された本なのに、何と新鮮なのでしょう!
物語に出てくる主人公(女性)の置かれた立場は、現代でもさほど変わってない様にも感じたのです。もちろん選択肢は現代が増えているものの、根底に流れる孤独感や経済的苦悩等は現代もほぼ同じと言えることに驚きました。
また、そんな苦しい中でも希望と勇気を持って、人生を切り開く主人公・・・それは林芙美子自身の姿だったのかも知れません。


林芙美子の未発表の詩の全文が見つかったのは、つい数年前でしたね。
私もこの詩は大好きで、特に最後の言葉が夢を運んでくれます。


 風も吹くなり

 雲も光るなり
 生きてゐる幸福(しあわせ)は
 波間の鷗のごとく

 漂渺とたゞよひ

 生きてゐる幸福は

 あなたも知ってゐる

 私もよく知ってゐる

 花のいのちはみじかくて

 苦しきことのみ多かれど

 風も吹くなり

 雲も光るなり

2014年5月6日火曜日

ガーデンランチ


GW最後の日、姪が遊びに来ました。
せっかくですので、マイ ハズバンドが腕によりをかけて、ランチを作りました。
そして、気持ち良い天気に誘われて、大きな柿の木の下にテーブルをセッティング。

風と太陽と鳥の声、そして美味しいご馳走と、この上もないコンビネーションで
至福のひとときを過ごしました。



広い芝生は、やっぱり気持ちいい!

ワオー! 今日のメニューは・・・ナポリタン スパゲティ、 玉ねぎとレタスのサラダ(自家製の野菜)、ワカメのスープ、ガーリックトースト
特にナポリタンは、上々の出来で夫も満足の様子でした。










デザートは、自宅の庭から採れた「野いちご」のジャムを使ったパイ
これも思わず「う~ん!」と感心してしまった出来でした

パイには何と言っても紅茶です。今日の紅茶は「LADY GRAY」  香り高い紅茶に満足

2014年5月5日月曜日

興味深いお話シリーズNo.38~日本の技術で、イランのウルミア湖の再生を

今回は、イラン出身のハミッドさんに、JAICAの活動とその裏話をお聞きしました。

ハミッド)今度、日本のJAICA(国際協力機構)がイランとの新しいプロジェクトにサインしましたよ。

私)そうなんですか?で、どんなプロジェクトなのですか?

ハミッド)イランでは深刻な水不足が続いてまして、北西部にある大きな湖「ウルミア湖」が枯渇しようとしているんです。
この大きな湖は、ペリカンやフラミンゴの中継地でもあり、枯渇を防ぐのはとっても大事なことなんです。

私)そうですよねー。やはり「雨不足」が原因なのでしょうか?

ハミッド)そうなんです。地球温暖化の影響で、ここ数年の雨量が極端に減ってます。それと、多すぎるダム、またウルミア湖に高速道路が架けられたこと等も原因と言われてます。

私)そうですか。でも、日本は湖の枯渇を防ぐ技術とか、持ってるんでしょうか?

ハミッド)私もよく知りませんが、専門家も何人かおられて、研究成果もあげられてる様ですよ。
また、これまでの日本のJAICAの仕事には、イランは本当に満足しているし、信頼していますから。

私)イランでは、JAICAはどんな仕事をして来たんでしょうか?

ハミッド)イランでは空気汚染が深刻になった、18年前ぐらいからJAICAに協力を依頼しております。
また、イランも地震が多いですから、12年ぐらい前からは耐震技術導入でもお願いしていますよ。

私)空気汚染対策も、耐震技術も日本の得意分野と言えますからね。

ハミッド)はい。例えば、日本の技術を導入する前は、イランのガスパイプは全て金属製で柔軟性が無く、地震が起きたりするとすぐガス爆発を起こしていました。
でも、日本の技術導入でソフトパイプを使用してからは、ガス爆発がグンと減りました。

私)そういうお話を聞くと、日本人として嬉しくなります。ところで、
JAICAは他の多くの国でも海外援助をしています。アジア・アフリカでは日本の多額の資金提供で、事業を行っているようです。最近訪問して来ましたフィリピンでも、凄い資金が日本から提供されています。イランでもそうでしょうか?

ハミッド)いいえ!イランはオイルマネーがあってお金持ちですから、自国のお金で事業をやっていますよ。JAICAに凄いお金を払っていますよ。

私)そうなんですね!そういう国もあるんですね。
中東の国々は資金を持ってるんですねー。

ハミッド)はい。でも、イランはアメリカとの問題がありますから、信頼できる日本のJAICAに仕事を頼みたくても、頼むことができない場合もあるんです。

私)それはどういう事でしょうか?

ハミッド)もう5年以上も前のことになるんですが、ある日本企業がイランの要請で、産油量をあげる技術協力をしていました。でも、アメリカとの政治問題で、アメリカが日本に引き揚げるように命令して来たんです。日本には選択の余地がありませんから、直ぐに引き揚げました。

私)やはり、アメリカとの政治問題は深刻ですね。で、その後どうなったのでしょうか?

ハミッド)それで仕方なく、イランは中国に依頼しました。中国は高いお金を要求してくるし、仕事は遅いし、技術は低いし・・・で、イランは不満だらけですが仕方ありません。

私)でも、最近はアメリカとイランも歩み寄ってるみたいですね。

ハミッド)えー、そんな動きはありますが、どこまで続くのか危ぶまれる感じです。

私)今後の好転に期待したいものです。今日はありがとうございました。





2014年5月4日日曜日

曲水の宴

世継宮の「曲水の宴」を見に行って来ました。

「曲水の宴」とは、平安時代の宮中行事を今に再現する神事です。
十二単じゅうにひとえや衣冠束帯を身にまとった歌人達が曲水の周りに座し、上流より流れてくる盃が、自分の前を過ぎる前に和歌を作り、お酒をいただくというみやびな神事です。

たしか高校の古文の時間に習った記憶があり、平安の時代に思いを馳せたり、高校時代を思い出したりと、ノスタルジックな午後となりました。

熊本県で唯一の「曲水」 H22年にできたとか。



歌人のために用意された道具。モミジはお酒を飲んだ後に、盃に入れるそうだ。何とも風流


    境内では、書のパフォーマンスやお茶席などもあった。

 

歌人たちが曲水に入る



歌読みの前に、舞や世継太鼓が奉納された


いよいよ始まる

盃がスムーズに流れるように、稚児達が竹で押したりする。でもとてもスローに流れるので、これだったら歌を作る時間もあると納得。


           いよいよ歌を読む。平安時代は本当に即興で作っていたそうだ。  能力評価のひとつだったとか。



水に浮かぶ盃