2013年6月23日日曜日

ラフカディオ ハーンに教えられる、「日本の美」

イギリス人の友人から、ラフカディオ ハーンの「日本の自然美」を賞賛した下記の文の紹介があった。  日本人でありながら、日本の何が素晴らしく、何が美しいのか、気付かない&知らない事が多いものである。またしても、言わば外国人作家のラフカディオ ハーンから、そしてその作品についてイギリス人から教えてもらった。
「ウ~ン!」とうなってしまうような美しい英文と、その内容、またハーンの美のセンスに圧倒されるばかりである。

If you say there are experiences of the material life more worthy of in a picture of heaven than any memory of days passed in Japanese gardens, temples and tea houses, it is perhaps because you do not know Japan, the soft, sweet blue of its sky, the tender colour of its waters, the gentle splendour of its sunny days,  the exquisite charm of its interiors, where the least object appeals to one's sense of beauty with the air of something not made, but caressed into existence. 

訳)
もしも、日本の庭やお寺、そして茶室で過ごした日々の思い出よりも、物質的な生活の体験こそが天国の絵にはふさわしいと言われるのなら、たぶんそれは、日本を知らないからであろう。

柔らかい甘美な青空、優しい色の水、そして晴れた日に穏やかに輝く太陽の光り。

また、家の内装は絶妙な美を醸し出している。
家の中には最小限の物しか置かず、その数少ない物が、作られたものではなく、自然なものとして溶け込み、人の美意識に訴えかけているのである。

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