県民割を利用して、「阿蘇やまなみリゾート&ゴルフ倶楽部」に、夫と1泊ゴルフに出かけてきた。
美しいヒノキの森を活かした設計で、天然温泉もあり、高層ホテルの部屋の窓からは豊かな阿蘇の原野が限りなく広がる。
そんな「リゾート&ゴルフ」の名に相応しいこのゴルフ場は、2012年に韓国企業の手に渡ってから、息を吹き返したそうである。
それまでは、年間赤字額が1億円は発生するほど利用客が少なく、買収に乗り出す会社は日本にはなかったと言う。
「韓国から多くのプレヤーを惹きつける魅力に満ちている」と、直感したのは鄭永眞(チョン・ヨンジン)というビジネスマンだった。
彼は早くも翌年から収益を上げ、4年後には黒字化したというから素晴らしい。
熊本地震の時は、このホテルに宿泊していた韓国人全てを、福岡飛行場から飛行機をチャーターして帰国させたそうで、これもまた国民の間で話題になり、人気が倍増したそうである。
今回のコロナ禍では大いに痛手を負い、既に2億ほどの赤字を出しているそうだが、日本の物価安、円安、そして規制緩和が重なり、7月中旬からは毎日のように200人余りの韓国からの予約が入っているらしい。
こんな素晴らしい発想を持った人が、どうして日本人ではなかったのかがちょっと残念な気もするが、阿蘇と熊本のためには有難い存在であると言えよう。
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