前回で取り上げた「ザ・クラウン」だが、エピソード3にはサッチャー首相がメインのように出て来る。在任中は支持率が高くなかった首相だが、イギリス経済の回復等、彼女の「鉄の女」としての政治手腕は高く評価されているからだろう。
実際に映画を見ていると、借り物でない、いつも際に立たされていた彼女の言葉は光を放っている。
日本にもこんな首相が登場して、失われた30年から立ち直らせて欲しいものである。借金大国から抜け出させて欲しいものである。
●Being powerful is like being a lady. If you have to tell people you are, you aren’t.
影響力があるかないかは、レディーの資格があるかないかに似ている。
自分で自分はレディーよと言わなければ分かってもらえないようでは、レディーの資格はない。
●Defeat? I do not recognize the meaning of the word.
敗北?私はその言葉の意味を存じ上げません。
●I am not a consensus politician. I’m a conviction politician.
私は意見の一致を求める政治家ではない。信念の政治家だ。
● I do not know anyone who has got to the top without hard work. That is the recipe.It will not always get you to the top, but should get you pretty near.
懸命に働かずしてトップに立った人など、私は一人も知りません。 それが秘訣です。
必ずしもそれでトップになれるとは限りませんが、かなり近いところまでは行けるはずです。
● If you just set out to be liked, you would be prepared to compromise on anything at any time and you would achieve nothing.
好かれようとしているだけなら、いつでも何にでも妥協する気持ちになり、何も達成しないだろう。