2023年7月15日土曜日

まるでケネディ大統領とコーラスしている様な・・・


昨日、録画しておいた「映像の世紀~JFKを作った3人のケネディ」を見た。とても良かったが、特に感動したのは、この歌だった。
     =Let Us Begin Beguine=
曲はとてもなじみがあったが、まさか歌詞はケネディ大統領の就任演説から取った歌だとは、まったく知らなかった!

番組の中で流れ出すと、曲の美しさに加えその英詩の素晴らしさに心打たれた。また、まるでケネディ大統領のリードでコーラスをしている様な気分になれるのだから、これもまた感動ものである。

ここでその歌詞を紹介しよう。
作詞はケネディのスピーチライターであった、ソレンセンである。ケネディも「知的な血液バンク」と評し、天才とも言われていたそうだ。

*****赤色が歌に使われている部分、青色がその日本語訳 ***

Let both sides seek to invoke the wonders of science instead of its terrors. Together let us explore the stars, conquer the deserts, eradicate disease, tap the ocean depths and encourage the arts and commerce.

 双方とも、科学の恐怖ではなく、その驚異を呼び起こすことを追究しようではないか。一緒に天体を探査し、砂漠を征服し、病気を根絶させ、深海を開発し、芸術と通商を奨励しようではないか。

     Let both sides unite to heed in all corners of the earth the command of Isaiah--to "undo the heavy burdens . . . (and) let the oppressed go free."

 双方とも、団結し、この地球の隅々にまで、「重荷を取り除き……虐げられている者を解放しよう」とい うイザヤの言葉に留意しようではないか。

     And if a beachhead of cooperation may push back the jungle of suspicion, let both sides join in creating a new endeavor, not a new balance of power, but a new world of law, where the strong are just and the weak secure and the peace preserved.

 そして、もし協力の拠点が疑惑のジャングルを押し戻すなら、双方とも協力し、新たな試みの創造、つ まり新たな力の均衡を生むのではなく、強者が公正で、弱者が安全で、平和が保持される、新たな法の世 界の創造に乗り出そうではないか。

     All this will not be finished in the first one hundred days. Nor will it be finished in the first one thousand days, nor in the life of this Administration, nor even perhaps in our lifetime on this planet. But let us begin.

 このすべてが、最初の100 日間で達成されることはないだろう。それどころか最初の1000 日間でも、 この政権の任期中にも、あるいはわれわれがこの地球上に生きている間でさえも、おそらく達成されないだろう。だが、とにかく始めようではないか。


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