旦那様は会社から別のドライバー付きの車を与えられていますので、この日はその車で観光です。
休日のせいか、通りもいつもより若干混んでないようでした。
「今日は世界遺産クトウブミ―ナ―ルとその近くにあるもう一つの世界遺産を見に行きます」
と旦那様が言われると、初めて聞くその名前に期待が膨らみました
宿から約1時間で到着しましたが、入り口に到着すると学校の見学旅行と思われる子供達がたくさん! その遺跡の重要さが分かります。
歩いていると美しくも古い、高い石の塔がいつも目に入り圧倒されました。
これは13世紀中頃(約75年をかけて完成)作られた塔で、
高さは約73メートル(世界で最も高い煉瓦造のミナレットの一つ)だそうです。
建設は、**奴隷王朝の創始者クトゥブッディーン・アイバクで、
彼は北インドでイスラーム政権を確立した人物です。
古代の美しい遺跡の世界に浸った後は、わりと近くのもう一つのいわば水の遺産を見に行きました。
これは階段井戸と言われ、、水の確保と貯蔵を目的とした構造物で、特に乾燥地帯(ラージャスターン州、グジャラート州など)で発達したそうです。地面の深くまで掘られた井戸に、階段で降りていけるようになっているのが特徴です。
単なる井戸ではなく、宗教的・社会的な集会の場でもあったそうで、
多くは女性たちの社交場でもあり、地域コミュニティの中心的存在でした





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