外国人と話していると、本当に目が覚めるようなお話を聞くときがあります。
私の英語スクールの講師の一人である、カナダ出身のJさんとのお話もそうです。
カナダで長い休暇を過ごして来た彼女と久しぶりに会って、話題は当然と
お正月の事になりました。
「お正月はどう過ごしたの?」と聞かれたので、いまだ割りと伝統的に過ごしている
我が家のお正月の事を伝えました。
そしたら、「That's really nice !」と、しきりに感心している様子でした。
何が感心したのかと言いますと、台所とかトイレとかに1年の感謝の意味を込めて、大晦日にロウソクをともす事が、大いに興味を引いたようでした。
また、新年の神々を感謝を込めて迎えるために、大掃除をしたり、シメ縄を飾ったり、お供え物をしたりする事も伝えました。
(彼女曰く)
「日本人は感謝をする民族だ。今度、カナダに帰って気が付いたけども、
何でも物を持っているにもかかわらず、人々は不満足感が強くて、文句ばかりが多く
お互いに要求しあったり、罵り合ったりも多い。」
そう言えば、私も外国いる時は(西洋系)同じことを感じます。
「万物に感謝」等ということは、理解できない様です。
何かと自信を失いがちな事の多い日本ですが、
良いところのひとつを教えてもらった会話でした。
と同時に、ばかげた事のように思えがちなこのような日本伝統&発想も、
世界に向かっては斬新なメッセージを発する事ができると言う自覚を持つことも
大事だと思いました。
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