2014年11月16日日曜日

鼻ぐり井手祭


 自宅の近くを流れる白川には、素晴らしい歴史遺産があるのです。それは「鼻ぐり井手」と言う、加藤清正によって作られた農業土木施設なのです。
当時の石高を3倍以上にも増やした灌漑施設は、今も立派に現役で活躍しています。
ただ、現在のお米の値段は年々下がり続けています。
多くの人達が苦労して作り上げたこの井手は、こういう日本の「米」の歴史を物語っているようでもあるのです。


 年に一度のお祭りには、催し物がたくさん。菊陽武蔵剣豪太鼓の演奏も迫力満点

外国人が喜びそうな、肥後武者剣術実演

 
今日の私の目的の一つはこれ。南小の生徒達によるガイドです。普段は英語授業で騒がしい彼等です。どうしてもガミガミ怒ってしまいますので、今日はタップリと誉めてあげました。
             SO CUTE !!

この日も水がグルグルと攪拌されていました。古人の知恵の見事さに感嘆!



自然の力を利用して、火山灰の土砂が堆積しないように攪拌するシステムです。
柔らかな水の音は400年前と変わらないのでしょうか。

ゆるゆると 止まることなく 流れる井手の水  
祖母の生、父の生、母の生、そして私の生、
    豊臣家滅亡、徳川幕府の盛衰、
    明治維新、戦争、原爆、大地震、・・・
世の流転を横目に眺め、流れ続けて400余年
その優しい流れに 自然の掟を教えるごとく
今日も水清らか、音澄み渡る


全てが瞬間で流れて行くことを、伝えているかのように感じた
ひと時でした。
(ちょっと自由詩作りました)

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