毎日のように意外なことが起こるドイツ旅です。
2日前になりますが、ニュルンベルグでダニエルと再会しました😊
「自分は英語が得意でないから」と、同じ大学院で英語と歴史を研究されているお友達を連れて、市内を案内してくださいました。
スタートは
1928年に開業したスポーツ施設の「フランケン シュテュディオン」(Franken Studion)という大きなスタジアムでした。
ここはオリンピックのサッカーやワールドカップも開かれたことのあるスタジアムだそうで、カーレース用のトラックも隣接していました。
そして、その少し上には小さなステージがありましたが、「あそこでヒトラーは大群衆を前に演説をしたのです」との説明で、案内の内容が急転回したのです。
「ナチスの権力掌握以後は党大会の会場となり、ヒトラー・ユーゲントの日が開催された場所でもある」とのことでした。
また、敗戦後は米陸軍に接収され、1961年までは「ヴィクトリー・スタジアム」と呼ばれたそうです。そこでアメリカ軍はビクトリーパレード(勝利の行進)も大々的にやったそうです。(日本ではそういうことはしなかったようです)
そういう、言わば歴史のダークサイドの場を私達外国人に見せ、正面からきちんと説明される若いお二人に、深く感心しました。
「似たような歴史のダークサイドを日本も持っています」と言いましたら、「はい、そうですね」と全てご存知のようでした。
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