2022年9月30日金曜日

やはり「坊がつる」は素晴らしい

 「坊がつる賛歌」であまりにも有名な、九重町の「坊がつる」に行ってきました。2年ほど前にチャレンジしましたが、余りにも足場が悪く、不慣れのせいもあって途中で断念したことがあるんです。

今回はリベンジの意味もあって、頑張って目的地まで行くことができました。とっても大変なハイキングでしたが、坊がつるを眼下に見下ろした時は、聖なる湿原を見たようで感激しました。

長者原温泉に一泊したせいか、疲れもすっかり取れ、リフレッシュそのものを感じています。九重の山々は原生林を気軽に散策できる遊歩道もたくさんあり、森林浴には最適な場所だと再確認しました。                     

今回の体験から短歌もできそうでーす!















2022年9月25日日曜日

エッセイ 「ロンドンでの思い出ひとつ」

 

ロンドンでの思い出ひとつ  

 田中 成美

 

 その時私は、ある地下鉄の駅の前に立っていた。

ロンドンの中心部から三十分ぐらい離れた所にある小さな駅で、名前はもはや忘れてしまった。

ホームステイ先の家を出た時は曇りだった天気も、駅を出るころにはすっかり本降りになっていた。でもこれはイギリスでは当たり前のことで、1か月間の滞在も終わりに近いその日は、私もすっかり慣れてしまっていた。

まだスマホの無かった時代である。傘をさしながらメモや地図を引っ張り出して、(あれ、この通りはいったいどこ?)と、往生していた。

その時である。グレーの乗用車が私の前で、スーッと止まった。

「どこへ行くの?」

運転席の窓に見えたのは、まじめな表情をした、優しそうな初老のイギリス紳士だった。

私がメモを見せると、「あー、ここだったらちょうど通り道だ。良かったら乗せて行くよ」と、何と同乗をオファーしてくれたのだ。

一瞬たじろいだものの、旅人の直感とでも言おうか、(この人は大丈夫)と咄嗟に判断した私は、雨よけのためもあってか、さっさと車に乗り込んでいた。

その紳士はさっそく質問をしてきた。

「そこに何があるの?普通の住宅地だけど」

「日本の著名な作家、夏目漱石がイギリスに留学していた時に、一年ほど住んでいた下宿があるんです」

「ナツメ?知らないな」

それから始まって、日本の経済状況や食べ物のことなどを話

し込んでいるうちに、目的地に着いた。車を降りる時にその

紳士は言った。

「悪いが、あなたをここで待って、また連れて帰るほど私は    暇じゃないので、これで失礼するよ」

日本語では言われたことのない表現に、戸惑いとユーモアを   

感じながら、丁寧にお礼を言ってその車を見送った。

空を見上げると、雨も上がり青空も少し顔をのぞかせていた。

雨の日によく思い出す、ロンドンでの旅のワンシーンである。

 

2022年9月22日木曜日

「ミナコミ」に載せていただきました

 先日、「ゆるサロン」で「マイナポイント20000P 」の学習会を催しました。熊日大津販売所からお出かけいただいて、「ミナコミ」紙に載せていただきました。いつもありがとうございます!!




手編みのバッグ

 夫のいとこYさんは、とっても手先が器用です。お料理も得意ですが、手芸品作りもなかなかのものです。                      今回は手編みのバッグをいただきました。「ぜんぜん使わないので・・」という事でしたが、Tさんのセンスが光ってます。                色々なシーンに合わせて使おうと、楽しみです。









2022年9月9日金曜日

熊日文芸に選ばれた!

 友人から、「熊日文芸に載っている」と連絡があった。

自分でも好きな短歌が選ばれて、本当にうれしい。

言葉の組み合わせ、創作が魅力の短歌で現実を美化しようと思う。




2022年9月1日木曜日

「年をとったら食べなさい」~この本は良かった!

 

思えばいつも私達は「痩せなくちゃ」「ダイエットしなくちゃ」「肉を減らして、もっと野菜を」というような、そんな強迫観念めいた思いに縛られているように感じることもしばしば、ですよね。

この本を読むと、「そんな思いは50代までで、60代から後は少しづつ捨てて行っていいんだ」と、目の前がパッと明るくなる思いがします。

これまで7000人もの患者さんを在宅医療で診てきたエキスパート、「佐々木 淳」先生の本音の本です。

「そうだったのか・・そういうことなのか・・」と「目からウロコ」」の内容です。

●日本のお年寄りは「やせすぎ」

●肺炎や骨折は、低栄養が招いている

●血糖値の下げすぎは「認知症リスク」を高める

●コレステロール値は高いより、「下げすぎ」を気にして

●食べることで「動く機能」を守り抜く

などなど、今までの常識が覆る、爽快な内容ですよ。