「外出自粛」のせいもあって、先日アマゾンプライムで小松左京原作の「復活の日」という映画を見ました。
映画ができたのは1980年前、小松左京が原作を書いたのは1964年ですから、何と約60年前ということになります。
そんな前に、今のコロナウイルスの状況によく似たストーリーを書けたものだと、感心してしまいます。
*196X年、イギリスの細菌戦研究所で試験中だった、猛毒の新型ウイルスがスパイによって持ち出される。
スパイの乗った小型飛行機は吹雪に遭ってアルプス山中に墜落し、ウイルス保管容器は砕け散る。
春が訪れて気温が上昇するとウイルスは増殖を始め、全世界に広まった。
当初は新型インフルエンザと思われたが、心臓発作による謎の突然死が相次ぎ、
おびただしい犠牲者を出してなお病原体や対抗策は見つからず、人間社会は壊滅状態に陥る。
と、そんなストーリーです。
そんな流れの中で、あるアメリカ人少佐が息を引き取る前に言った言葉
「 Life is wonderful ! How do you say it in Japanese ?」(Life is wonderful.日本語では何と言うの?)
きかれた日本人(草刈正雄)は「人生はいいものだ」と訳したのでした。アメリカ人少佐はその日本語をつぶやいて、息を引き取るのです。
とっても素晴らしい訳だと感心しました。
私も「Life is wonderful !」とつぶやける日々を過ごしていきたいと思う、今日この頃です。
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